かたぎりブログ
金魚の話から、学ぶことの楽しさへ
金魚の話から、学ぶことの楽しさへ
今日の高校3年生の英語の授業で、ちょっとおもしろい出来事がありました。
共通テストのリーディングで、金魚に関する英文を扱ったときのことです。
問題を解き始める前に、私は生徒たちにこんな話をしました。
「金魚に関する英語なんて、知らなくても大丈夫。知らない名前が出てきても、そこで止まる必要はないんやで」
「本文の中で、その名前に印をつけておけばいい。それを道しるべにして、必要な情報を探せばいいんや」
知らない単語が出てきても、慌てない。英文を読むときには、そういう技術も大切です。
ところが、問題を解き終えたところで、一人の生徒が言いました。
「先生、僕、本文読まんでも全部解けたで」
なんと、その生徒は大の魚好き。
金魚についての知識が豊富で、英文を十分に読まなくても、問題の答えが分かったというのです。
これには教室中が大笑い。
私が問題を解く前に一生懸命説明したことは、いったい何だったのでしょう(笑)。
でも、これはとても大切なことを教えてくれる出来事でした。
私たちは文章を読むとき、実は自分が持っている知識をたくさん使っています。
その話題について知っていることが多ければ、難しい文章でも理解しやすくなります。
逆に、英単語を一つ一つ知っていても、話題そのものを知らなければ、なかなか意味がつかめないこともあります。
そこで、生徒たちにこんな話をしました。
「自分が知っていることが多ければ、それだけで文章が読みやすくなることがあるんやで」
「だから、いろんな文章に触れて、いろんな考え方や知識を自分のものにしてほしい」
「そうやって一つ一つ積み重ねていったら、今は難しいと思っている問題も、いつの間にか自分の方に近づいてきてくれるんやで」
英語の勉強は、単語や文法を覚えるだけではありません。
英文を通して、今まで知らなかった世界に触れること。いろんな人の考え方を知ること。そして、それらが少しずつ自分の知識になっていくこと。
その積み重ねが、いつか自分を助けてくれるのだと思います。
私は、そんな学びを生徒たちに伝えたいと思っています。
もちろん、受験勉強ですから、苦しいこともあります。
それでも、できることなら、笑いながら学んでほしい。
「へえ、そうなんや」
「なるほど、そういうことか」
そんな声が自然に生まれる教室でありたいと思っています。
今日の金魚の話は、きっとしばらく忘れられません。
生徒たちの笑顔がたくさん見られた、楽しい授業でした。
分からないのは、問題に対してではなく、勉強の仕方なのではなかろうか。。。
ここ数年、そんなことを思うことが増えてきました。
もちろん、「この問題が分かりません」というのは、昔からあります。
英語なら、なぜここにこの単語が入るのか分からない。
数学なら、なぜこの式になるのか分からない。
そういう「分からない」は、ある意味、分かりやすいものです。
分からないところが分かっているのですから、そこを考え、教え、練習すればいい。
ところが、最近考えるのは、
「その一つ前に、何かあるのではないか?」
ということです。
これは、勉強が苦手な子に限った話ではありません。
かなり真面目に勉強している子でも、
「これだけ勉強しているのに、なぜ思ったほど点数につながらないのだろう?」
ということがあります。
問題集もやっている。
ノートも作っている。
テスト前には、それなりの時間、机にも向かっている。
それでも、なかなか結果につながらない。
そんな様子を見ていると、
問題が分からないというより、
「何を、どの順番で、どこまでやるのか」
「間違えた問題を、いつ、どうやってやり直すのか」
「分かったつもりと、本当に自分でできる状態を、どう見分けるのか」
そういった「勉強の仕方」の部分に、実は大きな差があるのではないかと思うのです。
そして今は、昔とは比べものにならないほど、便利な時代になりました。
分からないことがあれば、インターネットで調べられる。
解説動画もたくさんあります。
詳しい解答や解説も手に入ります。
そして今では、AIに質問すれば、かなり丁寧に教えてもらうことまでできます。
私が学生だった頃とは大違いです(笑)。
それならば、昔よりずっと勉強しやすくなって、みんながどんどんできるようになっても良さそうなものです。
ところが、どうも、そんなに単純な話ではないようです。
答えや解説が簡単に手に入ることと、それを使って、自分ができるようになることは、どうやら別の話らしい。
考えてみれば、当たり前なのかもしれません。
解説を読んで、「ああ、なるほど」と思う。
しかし、翌日、自分一人でやってみるとできない。
もう一度解説を読むと、「ああ、そうだった」と思う。
ところが、数日後には、またできない。
……勉強というのは、なかなか面倒なものです(笑)。
結局、「分かった」から、「自分でできる」へ持っていくためには、
自分でもう一度やってみたり、
間違えたところに戻ったり、
少し時間を置いてもう一度確かめたり、
そういう地味な作業が必要になります。
最近、授業で使うプリントを作りながら、私がよく考えているのも、この部分です。
ただ問題と解答を並べるだけではなく、
間違えたときに、どこを見ればいいのか。
何を確認すればいいのか。
次に何をすればいいのか。
できるだけ、生徒が自分で進んでいけるようなものを作れないか。
そんなことを考えながら、あれこれ試しております。
もちろん、全部を一人でやればいいとは思っていません。
先生が説明した方がいいところもあります。
みんなで一緒に考えた方が分かりやすいところもあります。
逆に、先生がいつまでも横について説明していては、自分でできるようにならないこともあります。
教えるところは、しっかり教える。
そして、少しずつ自分でやってみる。
分からなければ、また戻る。
そうやって、「先生がいればできる」から、
「一人でもできる」へ。
もしかすると、私たち塾の仕事は、問題の解き方を教えることだけではなく、
「自分で勉強できるようになるまでを教えること」
なのかもしれません。
……などと考えながら、
今日もまた、
「ここは、もう少し分かりやすくできるんじゃないか?」
とプリントを直しております。
便利な時代になったはずなのに、
やはり、なかなか楽にはなりません(笑)。
最近は、と言いますと...
とても便利な時代になったものだと感激しながら、
生徒たちに解かせるプリント作成にいそしむ日々を過ごしております。
「便利になったのだから、プリント作成なんて、楽になったのではないの?」
そんなことを考えられる方もいらっしゃるかも知れません。
まぁ、確かに、3年前に作っていたプリントと同程度のモノを作るのならば、
時間も労力も、10分の1くらいになったと思います。
ですが、どうやら、もともと生徒のためにプリントを作ることが好きな質らしく、
「もっと良いのが作れるはず!」
と、いろんなアイディアが出てきてしまいます。
ここを変えたら、もっと分かりやすい。
この問題を入れたら、もう一段理解が深まる。
これも確認させておきたい。
そんなことをやっているうちに、
結局、前以上に時間と労力を使うようになってしまい、
かえってプリント作りにヘトヘトになっております。
当塾は、先代の頃からずっと、
一斉授業(集団授業)でみんなに教え、
そして、最後は一人ひとりが自分で頑張ることを応援する。
そんな指導を良しとしてきました。
これは、ちょっと今の時代とは違うやり方なのかも知れません。
確かに、授業準備も大変ですし、
一斉授業ならではの緊張感もあります。
それでも、やっている本人たちからすると、
「やっぱり、これが一番、生徒を伸ばせるなぁ」
と感じています。
そして、ここのところ、
プリントの出来が素晴らしい。。。
……自分で言うべきではありませんが(笑)。
授業で使うものが良くなれば、
授業そのものも変わってきます。
どこで説明するか。
どこで生徒に考えさせるか。
どこで少し待つか。
どこで一気に進むか。
そんなことまで考えながら授業をしていると、
不思議なもので、
以前にも増して授業が楽しくなってきました。
便利な時代になったのに、
なぜか以前より忙しくなっている。
なんとも妙な話ですが、
まぁ、これはこれでいいのかな、と思っております。
「今までで一番頑張った夏」に。夏期講習が終了しました!

7月、「今までで一番頑張ったと言える夏にしよう!」とスタートした夏期講習。
夏休みが終わった今、振り返ってみると、始まりの会がずいぶん遠い昔のことのように感じます。
この夏、本当にいろいろな頑張りがありました。
苦手科目を徹底的に克服しようと、毎日塾へ来て5時間以上の勉強を目標に最後まで休まず続けた人。
まとめテストで合格点まであと数点届かず、何度も何度も追試に挑戦し、ようやく合格点を取って涙した人。
特訓を通して、「勉強って意外と面白い!」と気づいた人。
頑張り方も、成長の仕方も、一人ひとり違いますが、この夏を終えたみんなを見ていると、夏休み前よりも一回り大きくなったように感じます。
そして夏期講習最終日は、全員参加で「5教科総復習・FINAL BINGO CHALLENGE」!
数学・英語・国語・理科・社会の問題に次々と挑戦しました。
正解して喜ぶ人。
あと一歩で悔しがる人。
そして、ラストの難問が終わっても、ずっと考え続けている人。
「あと1ポイントでも取りたい!」
最後まであきらめず、粘り強く答えを導き出そうとするみんなの熱い姿勢には、本当に感動しました。
夏休みに身につけた力は、単に「問題が解けるようになった」ということだけではありません。
苦手なことから逃げずに取り組むこと。
できるまで何度でも挑戦すること。
昨日の自分を少しでも超えようとすること。
その積み重ねこそが、この夏の一番大きな成果だったのではないかと思います。
夏休みは終わりました。
でも、ここで終わりではありません。
これからも、
「前日の自分を少しでも超える」
そんな毎日を積み重ねて、新学期以降も一緒に乗り切っていきましょう!
みなさん、本当にお疲れさまでした!
そして、夏期講習を支えてくれた学生スタッフのみなさんも、本当にありがとうございました!
さあ、次のステージへ。
この夏の頑張りを、自信に変えていこう!
「便利な時代」の、その先へ。
コロナ以降、私たちの生活は大きく変わりました。
リモート授業が普及し、動画コンテンツがあふれ、
そして今ではAIが当たり前のように使われる時代です。
「いやぁ、ほんまに便利になったなぁ」
と感じることも多い一方で、
「なんか、ちょっと違う気もするなぁ…」
と思う場面も増えてきました。
たぶん、私だけではないと思います。
AI時代の教育に、何が足りないのか?
今の子どもたちは、生まれたときからデジタルに囲まれて育ってきました。
情報はいつでも手に入り、授業もワンクリックで視聴できます。
でも、その“便利さ”に頼りすぎたとき、
「自分で考える力」「自分で感じ取る力」が、
どこかに置き去りにされてしまうような気がするんです。
たとえば、
・誰かが作った答えをなぞるだけの学び
・「わかったつもり」になれる動画
・言葉を使わずとも完結してしまうやりとり
それらは確かに効率的かもしれません。
でも、学びの本質って、もっと泥くさくて、感情的で、しんどくて、でも面白いものじゃないかなって思うんです。
だからこそ、大切にしたい「内なる力」
これからの時代。
便利なツールは、どんどん登場してくるでしょう。
それは否定するものではありません。
むしろ、上手に使っていくべきだと思います。
でも、その便利さに飲まれずに、
「自分の内なる力」を育てていくこと。
そこにこそ、教育の本質があるように感じています。
ここで言う「内なる力」っていうのは、
・自分で考える力
・わからないことに踏み込む勇気
・最後までやり抜こうとする粘り
・目の前の人の言葉を“気持ちごと”受け止める力
そんな力のことです。
言葉よりも、情熱で。
最近つくづく思うのです。
こうした「当たり前」のことが、
言葉でうまく伝わらなくなってきてるな、と。
だからこそ、
言葉だけではなく、「気持ち」や「情熱」で伝えていくことが、より大切になるのだと思います。
今どき、アナログで、暑苦しくて、ちょっと面倒かもしないけど、
それでもやっぱり、塾という場所は、
「人と人との真剣勝負」ができる場でありたいと思っています。
最後に。
もし、この文章を読んで
「うちの子、大丈夫かな…」
「最近、勉強に本気で向き合えてないかも」
と感じた方がいれば、どうぞ気軽にご相談ください。
答えはすぐには出ないかもしれません。
でも、一緒に悩んで、考えて、前に進んでいく。
そんな場所であり続けたいと、心から思っています。
パズルオリンピック SSレベル 7位入賞!!
全国のパズル道場生(幼児~大学生)と入賞を目指して得点を競い合います。
毎月最高難易度の SSレベルに挑戦している中学生の Yくん。
9月はなんと…
楽しみながら身につけられる『パズル道場』
新規生募集中!無料体験も実施中です。お気軽にお問い合わせください。
3月19日は高3生、卒業お祝い会でした!
昨日3月19日坂本教室で
高3生卒業お祝い会が開かれました。
高3がこうして一堂に集まるのはもう最後なのか
と思うとうるうるきましたが、
一人一人この一年で大きく成長したことが何より嬉しいです。
君たちに出会えて本当に良かった!
将来の夢に向かって
大いに学び、人生楽しんで、力強く歩んでいってほしいです。
竹内英人先生来たる!
Focusgold著者の竹内英人先生による夏休み特別授業が、片桐英数塾で開催されました。
「夢を夢で終わらせない!柔軟な思考力を身につけるためには」と題して、前半後半合計3時間にわたり、入試で通用する力をつけるための正しい学習法や偏差値でなくしっかりと目的を持った志望校の選び方、夢を持つことの大切さなど熱く語ってくださいました。
自分の可能性を信じる強い想いが未来を変える
竹内先生からの力強いメッセージは本当に心に響きました。今回高校生対象でしたが中学生たちにも聞いて欲しい素晴らしい内容でした。
Focus Goldなどへのサインなど、要望にお答えくださり本当にありがとうございました。


