2008年。当塾のブログが登場しました。
その当時、とにかく日々書きまくっていたのですが、その時のブログをちょいと読み直してみて、その文章量に圧倒されました。
懐かしさのあまり、貼り付けます。
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先日、塾生から「ブログに書くなら勉強法も書いて」と言われ、「人様にはお教えしますまい」と心に決めていた、私が昔に行った勉強法を書こうかと思います。
その前に、なぜ人に言わなかったのか、についてですが、はっきり言って、人とは違いちょっと変な勉強法なので言いたくなかっただけでございます。
予めお断りしておきますが、私の勉強法は、変です。だから、参考にするのは、自分の良心に照らし合わせて判断願います。
それと、勉強法の名前は、私が勝手に付けたものですので、この世に正式に実在するものではございません。
あっ、ついでに、私が良いと思ってやっていただけですので、世にはまだまだ良いものがたくさんあります。
では、お話いたしましょう。
―――【書けるまで諦めませんよ 勉強法】 ―――
英語の単語、文章をとにかく書きまくります。とりあえず、英語を見て書き、覚えたかを確認する。最初は詰まりながらになる。けど、それでは覚えたことにはなりません。
スラスラ詰まらず3回~5回書けるまで続けます。
メリットは確実に覚えられることです。デメリットは、とにかく時間がかかります。
そのあたりの対時間コストパフォーマンスを考えながらになります。が、基礎知識の入れ初めでは、前に進まずイライラするかもしれませんが、お勧めする勉強法です。
―――【とにかく音読 勉強法】―――
私が勉強を始めるととにかくうるさい。英語のみならず全ての教科で声を出す。
だから、一般の図書館、自習室では全く使えない勉強法です。ただ、体で覚えるのが好きでしたので、家でしか勉強が出来ませんでしたが、気に入っておりました。
メリットデメリットは上に書いた通りです。
―――【リズム 勉強法】 ―――
単純に、リズムを取りながら勉強するだけです。足でコツコツと・・・。
テンションを上げるのに向いています。ただ、はっきり言って人の迷惑となります。
メリットはテンションが上がる。デメリットは耳障り。
―――【書きなぐり 破り捨て 勉強法】 ―――
これは中学3年の時に開発した勉強法です。なぜか家に大量の白地の不要な用紙があったので、勉強していて分からなかったことをそれに書きなぐりました。そして、その紙を1時間単位で見直し、5回くらい見直したところで、潔く破り捨てます。
中学の時の担任の先生に「とにかくお前は“背水の陣”じゃ!」と言われたことであみ出された勉強法です。たぶん、当時の私は、この言葉の意味をはき違えております。
「もうお前のことは二度と忘れない・・・」と、かっこつけて破くところがポイントです。
メリットは、分からないところはとりあえず書き出し、後でじっくり考えられるので、勉強のペースを落とさなくてすみ、5回も見直せば、大抵のことは頭に残ります。そして、破り捨てることで、勉強で溜まったストレスも、少しだけ解消されます。デメリットは、人間ですから、いくら覚えたと思っても忘れます。「あっ! 何やったっけ?」と思った時、世の無常を痛感することです。
―――【お経みたいな 勉強法】 ―――
英語は、何やらややこしい文法が多い。だから「面倒だ、文ごと覚えてしまえ」というところから生まれた勉強法です。細々とした理解よりも、先に暗記で定着させ、その定着させたものに、理屈をくっつける、といった勉強法です。
これも声を出します。構文200程度なら30分もあれば読めるので、それを毎日欠かさず1回は読むようにします。それを続ければ、あら不思議! 文法は分からなくても、何か英語のリズムが身に付いてる! って感じになります。
例えば、「関係形容詞」。こんな言葉見ただけで、吐き気すら覚えそうですが、He gave to his wife what little money he earned.
という文自体覚えていれば、例え(what)を空白で抜かれても、体が「whatしかないぞ」と教えてくれます。
メリットは、体で覚えるので、細々したことはあまり気にしなくて良い。デメリットは、公の場所ではできません。
―――【野球部のノック 勉強法】 ―――
私は中学と高校の途中まで野球部でおりましたもので、ノックを受けている時の「おらぁ、次来いや~!」みたいなノリで勉強することがあります。気分が盛り上がります。
問題集を次から次へと進めていく時に有効です。が、難しい問題になると、とたんに動けなくなり「なっしょんぞ!」と、監督の怒り声が空耳で聞こえてくるのが難点です。
ついでに、我ながら、疲れます。
―――【自分先生 勉強法】―――
自分に自分で教えるという勉強法です。「ここはこうなるやろ、俺」「あぁ、なるほどな、俺」って感じで、白地の紙に、あ~だこ~だと書きながら自分に指導します。
はっきり言って不気味です。さすがの私も、人前でする勇気はありません。
ただ、教えるっていうのは、ポイントを掴んで無いとできないので、たまに、ポイントが見えてくることがありました。
これは、うちの自習室ではしないでください。こわいから・・・。禁止!
―――【走り読み 勉強法】 ―――
私は、本を最初から細部まで読んで、最後のページまでたどり着いたことがありません。
だから、大事そうなところだけを摘んでいって、最後のページに行ってしまいます。
三日坊主撲滅キャンペーン中に生まれた業です。後で気づいたのですが、その方が覚えれます。逆に、早く最終ページまで行き、何度も読み返すというやり方はお勧めです。
―――【1分でも十分! 勉強法】 ―――
勉強ってあらたまって机に向かわなくてもできます。逆に、気分転換になって良いって時もあります。ポケットに単語帳とか単純暗記の学習アイテムを忍ばせておいて、時折チラッと見ます。そして残像を残して、それを元に再度記憶を深めます。
これはメリットはあってもデメリットは見当たりません。
―――【覚えたことよ、空中で動け 勉強法】 ―――
これを聞いた人は笑いますが、凄く頭を使います。覚えたこと、理解できたことを、再度空中にイメージし、時に動かしたりしながら復習します。どこでもできます。ただ、自転車に乗ってる時はやってはいけません。危険です。右脳を使うのも良いんじゃないですかね。
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今、思いつくのはこれくらいか・・・。困ったことに、冗談じゃなくて本当にやっていたのが痛いところです・・・。ま、人間、工夫すればいろんなことを思いつくものです。けど、たぶん、その道の研究家が見たら、理論的に全部説明できるはずですよ。バカみたいだけど、当時の私は、本気で悩んで編み出した勉強法なのですから。
それと最後に、Yちゃんへ。
やから言うたやろ。それほど参考にならんって。