お盆が近づいている。
なぜだか東日本大震災以降、ということは去年と今年か・・・。
去年もそうだった。
今年もそうですが、お盆が近づくと人の命について考えることが多くなります。
震災で亡くなった命が2万人近かった。
たまらん数字です。
たまらんと思いながら、何が出来るというわけでなく、日々を送っている。
娘の顔を見ながら、震災で親を亡くした幼い子供を思うと、涙がでそうになる。
こんなひどい現実なんてあって良いのか。
...良いはずなんてない!
けど、いくら吠えても我々人間は、所詮は自然の一部であり、自然に勝とうとしても土台無理だと私は思う。
悲しくて辛いけれど、人間とは自然には逆らえないのでしょう。
自然には逆らえない???
こう考えて、ふと戦争のことを考えてしまう。
戦争とは人為的なものだ・・・。
その人為的な戦争で亡くなった日本人の死者数は310万人らしい。
しかも戦地に赴いた人の半数以上は餓死という残酷な現実。
この事実をよく知ろうともせず生きてきたことに、何とも言えない不甲斐なさを感じる。
その現実を知ろうとしても、果たして時は過ぎすぎてはいやしないのか・・・?
詳しいことは今の私では分からない。
確かに、たとえ戦争とはいえ、人を殺めることはいけないことだと思う。
そう思った上で、あえて思う。
人を殺めたくて殺める人などいないと・・・。
恐らく家族のことを思い、後世のことを考えていたのでは・・・。
いいや、私なんかの想像で書くことは失礼だろう・・・。
人の死の尊さ、生の有り難さ。
そんなことを考え、お盆をむかえると、何ともたまらない思いで、私は夜空を見ることだろう。